ぼけますから、よろしくお願いします。

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カセツウ通信 2023.1.11(水)
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約束の時間まで少し余裕があったので
ビル内の書店をふらふらと。普段の読書は
Kindleばかりだし、購入するのは
Amazonですが、いろんな本が目に入る
リアル書店はやっぱり楽しい。
あれもこれも読みたい読みたい、、、と
欲がどんどん広がります。

で、つい買っちゃった一冊です。
映画にもなってるんですね。

「ぼけますから、よろしくお願いします。」

「今年はぼけますから、よろしく
お願いします」2017年広島県呉市。
87歳の正月に母は娘に宣言し、
事実徐々に変わっていく。

「私はばかになったんじゃわ」と繰り返し
「迷惑になるけん、私はもう死にたい」と
喚く母。しかし認知症に苦しむ母を明るく
励まし、寄り添い献身的に支えたのは
96歳の父だった――。

老老介護の現実と互いを思いやる家族の愛情、
深く優しい夫婦の絆を綴る感動の記録。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E3%82%88%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BF%A1%E5%8F%8B-%E7%9B%B4%E5%AD%90/dp/4101042217

この本といい、しばらく前に購入して
読み進めている「認知症世界の歩き方」
といい、どうも最近の僕は「この辺」の
トピックにアンテナが立っているようです。

「認知症世界の歩き方」を紹介した時にも
書きましたが、僕の周りにいま「そういう」
状態になっている方は特にいません。

僕の母も、義理の母も、しっかりしてます。
(父の方はどちらも他界)

なのに、なぜか?

僕なりに思うのは、きっと僕の中に
「相手が見ている世界を理解したい」
という思いがあるんじゃないかと。

そもそも認知症じゃなくたって
他者の気持ちを本当に理解することなんて
できないと思っているし、見えている世界は
僕とは違うはずだし、捉え方も違う。

なのに「こうあるはずだ」という思い込み、
「あなたもそうでしょ?」という思い込みが
強すぎるとそうじゃないことが分かった時に
「どうしてそうなるのさ!?」なんて
怒りや苛立ちに繋がってしまう、、、

こういう時にも「そりゃそうだよなぁ」と
相手の考え方や相手に見えている世界を
理解できているとお互い平和じゃないかと。
そう思うわけです。

認知症じゃなくてもいいんです。

レートを下げよう、コストを抑えようと
しているコーディネータを前にして
「ふざけんな!」だけじゃなくて
「立場的にはそりゃそうだよなぁ」なんて
理解から始めることができれば「対話」の
道が拓けると思うんですよね。

 

えーと、なんの話だっけ。
どんどん文字数が増えるので朝の
メルマガではこれくらいにしておきます笑

通訳翻訳に直接関係する話ではないですが
それ以上に人生のいろんな場面で活きる
考え方じゃないかなと思います。

カセツウ
酒井

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