エージェントから急に案件照会がなくなる問題

ブログ担当の酒井です。

お世話になっているエージェントから急に案件照会が来なくなる・・・なんてこと、耳にしたことありますか?

特にクレームとか問題が発生した認識もないので、しばらくは案件照会がなくなっている、減っていること自体に気付かないこともあります。

ふと、「あれ?そういえば最近、あのエージェントから照会が来てないな・・・?」と思って確認してみると、たしかにある時を境に案件の照会が減っている・・・なんてケースですね。(取引のあるエージェントが一社しかなければ別ですが)

 

それなりに長く通訳や翻訳をやっているとわかる「あるある」かと思います( ̄▽ ̄;) これってどうして起きるんでしょうか?

 

いろんな理由は考えられますが、よくある理由のひとつは、よく声をかけてくれていたコーディネータが退職や異動でいなくなった、なんてことが考えられます。

本来はエージェント側ではエクセルとかシステムとか、通訳者や翻訳者のデータベースがあって、それで依頼する通訳者さん、翻訳者さんを選定して声掛け(案件照会)をする・・・

というのが「あるべき姿」かとは思いますが、実はこのエクセルだのシステムだののデータベースとは別に、「コーディネータがいちばん最初にチェックする通翻訳者データベース」があります。

それが、「コーディネータの頭の中のデータベース」です。

慣れたコーディネータなら、案件の概要を確認した段階で「この案件なら〇〇さんがいいかな」と思い浮かべるものです。そしてそのまま他の通訳者や翻訳者を検索することなく、その思い浮かべた人に案件を照会する・・・と。だってぶっちゃけ、わざわざエクセル開いたりシステムで検索したりするのは「手間」ですからね。

 

これはこれでそのコーディネータに良い意味で覚えてもらうことができれば通訳者や翻訳者にとってもメリットがあります。いろんな確認をすっ飛ばして、他の通訳者翻訳者よりもいわば優先して声をかけてもらえるわけですから。

しかしその一方で、ある特定のコーディネータに依存していると、今日のタイトルみたいなことが起きます。これって自分ではコントロールできないリスクなんですよね・・・

 

この事例はコーディネータではなくエージェントやクライアントを対象として考えた時も共通します。

つまり、1社のエージェント、1社のクライアント、1人のコーディネータにあなたの通訳・翻訳の売上や仕事が偏りすぎている場合、なんらかの理由でその1社・1人からの案件照会がなくなった途端に「一気に売上・収入がほぼゼロ」に近くなってしまうリスクがあります。

 

こうしたリスクをマネジメントする意味でも、取引先や「お得意先」は常に複数持つような行動、これを「種まき」なんて言ったりしますが、意識して継続しておくことを強くおススメします。そのお得意先からの照会がなくなってから動き始めるようでは遅すぎるんですね。

「フリーランスは安定しない」なんてリスクは取り上げられがちですが、そのための対策を取っている人はあまり多くはない気がします。

フリーランスだろうがある程度は売上や収入を安定させるための工夫や仕組み化はできますが、それにはある程度の時間も必要なことが多いので、ぜひ早めに取り組んでみて下さい。