下請け翻訳者、下請け通訳者からの脱却

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カセツウ通信 2021.7.11
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酒井@さいたまです。

いやー、昨日は暑かったぁ…(^_^;)
涼しいところに行きたいなー…

<下請け翻訳者、下請け通訳者からの脱却>

「下請け」と聞いてどんなイメージを
持つでしょうか? 「下請け翻訳者」
「下請け通訳者」というワードから
どんな印象を?

あなたは「下請け翻訳者」「下請け通訳者」
になりたい? それともそう言われると
心になにか引っかかりが?

ここでその是非を扱うつもりはありません。
言葉の定義なんて曖昧だし、「下請け」
という言葉ももともとネガティブな
意味を含むものではないはずです。

なので「今日のメルマガでは」くらいの
枕詞を起きつつ、「下請け」と言われると
クライアントからの注文を断れない、
断りにくい、言われたことに
「ハイ」と従うしかない、、、

そんなイメージもあるよね、
くらいの扱いにて。

今日この話を書くのは、カセツウのサポート
を受けている翻訳者さんの相談が
きっかけになっています。

別に「私、下請け扱いされてて、、、」なんて
相談をされたわけじゃないし、本人も
そんな風に思っていたわけでは
ないでしょうが、メルマガ向けに
表現をわかりやすく(極端に)
していると思ってください。

相談内容をざっくりまとめると
「どこまでクライアントの都合、要望に
合わせるべきなのか」なんて感じ。

例えば、予告されていた原稿の入稿が
予定日より遅れているのでそのまま
予定を空けて待っててくれと言われた、

例えば、明らかに手間がかかるレイアウト
編集の作業まで頼まれてしまった、しかも
編集料は発生しないようだ(編集料は?
と訊くこと自体がためらわれる)

例えば、、、

「あー、わかる、、、」って方もいるでしょう。
そんな時にどう対応するべきなのか、
したらいいのか、言っても良いのか、
黙って受け入れるのが「普通」なのか、

「他の翻訳者、通訳者はどうしてるんだろう、、、」

当然、気になりますよね。

どう対応するのが「正解」なんてことは
わからないし、僕自身も相談されても
その具体的なケース、状況次第で
するアドバイスは変わりますが、
「心構え」の話として。

自分のことをクライアントの「下請け」だと
捉えていると、なかなか言えませんね。
「しょうがないか、、、」ってガマンを
するケースが増えるかと思います。

というか、「我慢するしかない、黙って
受け入れるしかない」という選択肢以外
「思いつかない」と言ったほうが正確かな?

でも、もし自分のことをクライアントの
「ビジネスパートナーだ」と捉えていたら?

出てくる感情や選択肢はちょっと
変わってくると思いません?

僕の仕事はあなたのような翻訳者さん、
通訳者さんをサポートすることです。
当然、お金を受け取ってサポートを
しています。

じゃあ僕がサポートしている方々のことを
「お客さん」とか「クライアント」と
思っているかと言うと、ちょっと違う。

ま、確かにお客さんだし、表現上は
「クライアント」としてるんですが、
捉え方としてはそこに上下関係は
持ち込んでいません。

お金を受け取っているからと言って
相手の方が上だとも思ってないし、

当然、僕が「コンサル」しているからと
僕のほうが上だとも思ってない。

僕の中では「対等な関係」として
お付き合いさせてもらってます。

あなたはどうでしょうか。

クライアントと自分の関係性は、
どんなイメージですか?

改めて考えてみるのもあなたの選択肢を
広げるのに繋がるかもしれませんね(^^)

カセツウ
酒井 秀介

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