秀介さん、もったいないよ
…………………………………………
カセツウ通信 2019.11.9
今年の残り日数は53日
…………………………………………
酒井@練馬です。
あれはもう12〜13年前
だったと思います。
<秀介さん、もったいないよ>
その頃の僕は都内の通翻訳
エージェントに入社して
何年くらい経った頃だったかは
もう思い出せないんですが・・・
そのエージェントで翻訳部の
リーダーを務めていました。
つまり、それなりに仕事を
任されていた立場でした。
仕事に情熱を傾けていた
わけでもありませんが、
ソツなく、またはそれ以上に
仕事はこなしていましたし、
上司、部下、後輩からの
信頼もそれなりにあったと
思います。
人間関係も良かった。
残業は多いものの特別に
仕事にストレスを感じる
こともありませんでした。
まあ、「普通に」仕事を
こなしていた時期ですね。
当時そのエージェントでは、
ある翻訳者さん―――いまでは
手がけた訳書が40冊を優に
超えるほどの売れっ子の
出版翻訳者さんです―――が、
翻訳コーディネータとして社内で
アルバイトをしていました。
彼女とは10年以上経った今でも
たまにお酒を飲みに行ったり
するような付き合いを
させてもらっているわけですが、
当時も近所に住んでいたことも
あってたまにご一緒してました。
その彼女が、ふと、僕に
言ってくれた言葉です。
「秀介さん、もったいないよ」
あ、ちなみに秀介は僕のこと。
社内に「酒井」が3人いたので(!)
みんなに下の名前で呼ばれてました。
「秀介さん、もったいないよ」
いまだにその場面はハッキリと
思い出せます。練馬の雑居ビルの
4階に入っているダーツバーでした。
「もったいない」の意味―――
彼女は僕に、「この会社で
いまの仕事をしているのは、
秀介さんにはもったいないよ」と
言ってくれたんです。
きっと彼女は僕の仕事ぶりを
それなりに評価してくれていて、
かつ、僕が仕事に情熱も持って
いないこと、それでも余裕を
持って十分以上の働きをしていると
感じてくれていたのかなと思います。
「もっといろんなこと、大きな
ことができるんじゃない―――?」
とまでは言いませんでしたが、
僕にはそんな風に聞こえました。
「そうか、もったいないのか…
そうかもしれないなー…」
当時の僕はそれくらいにしか
思わなかったんですが、いま
10年以上も経ってこんな鮮明に
覚えているのは、きっと僕が
思っていた以上に彼女のその
言葉が僕に刺さっていた、
そして、その会社を辞めて自分で
事業を立ち上げて、ここまで
カセツウを育ててきたいまの
自分から振り返ると、その言葉は
いつもどこかで僕の心の支えに
なっていたのかもしれない…
なんて風にも思います。
というのが僕の昔話ですが…
コーチとして人を応援する
仕事をしていると、僕も当時の
彼女と同じようなことを
感じることがたくさんあります。
「ああ、この人の今の状態、
もったいないなぁ…」なんて。
「きっともうちょっと勇気を
出したらうまくいくのに」
「やり方さえ少し変えれば
きっと成果が出るのに」
「もったいないなぁ…」
もしかしたらこれを読んでいる
あなたも、ご自分の今の状況を
「もったいない…のかなぁ」
なんて感じたかもしれません。
「自分の才能を活かせていない」
なんて感じたことがあるかも
しれません。
だとしたら少し立ち止まって、
「自分の才能って、何だろう」
と考えてみるのもいいと思います。
「自分の才能はこれ」というのが
自分でわかっていないと
(たとえそれが勘違いだとしても)
活かしようもありませんから。
最後に僕が好きな言葉を
シェアして今日のメルマガを
締めたいと思います。
「あなたには、才能を
活かす “義務” がある」
あるマーケッターがラジオか
何かで話していた言葉です。
「あなたには、才能を
活かす “義務” がある」
こんなことを言われたら…
グッと来ちゃいませんか?
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
少し話はズレれますが…
もし、あなたが人に何かを
教えることが好き、得意、
だとしたら、それもあなたの
才能のひとつかもしれません。
教えるなんて考えたことが
なかったとしても、人に感心
されるほど何か好きだ、
話し続けられることがある、なら
それもあなたの才能かもしれません。
もし、自分が好きなこと、得意な
ことを人に教えてそれを仕事に
することに興味があるなら、
いま僕が力を入れて開催している
「オンライン教え業“最初の一歩”
2時間講座」に参加してみてください。
2時間で「あなたなりの教え業」の
コンセプトができてしまいます。
直近では明日10日の開催です。
(そちらは残席1)
↓↓↓↓↓