価格を上げると売れた事例

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カセツウ通信 2021.7.29
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酒井@札幌です。

夕方になると涼しいです。
嬉しい・・・

<価格を上げると売れた事例>

通訳や翻訳の話ではありませんが、
通訳や翻訳にも通じる話です。

その方はもともと翻訳の仕事を増やしたい、
ということでカセツウのサポートを
受けたんですが、いろんなワークに
取り組む中で、パラレルキャリアとして
「教え業」を始めることにして、
結局そっちが収益のメインになった、
そんな方です。

外国語関連の教え業でしたが、
対象はその言語の初心者~中級者、
ときには上級者でも対象になるような
レッスンだったんですが、先日もらった
メッセージはこんな内容でした。

「酒井さん、レッスンを値上げしたら
これまでのお客さんとはまったく層が違う
“社長さん”が受けてくれました。
酒井さんが言ってたのはこういうこと
だったのか、と実感です」

僕が具体的に何を言っていたのか、、、

は、実は僕自身が「どれだろう?」
って感じなんですが笑
見当はつきます。

「値決めによってお客さんの層は変わる」

って感じのことなんだろうなと。

想像してみてほしいんですが、それなりに
ちゃんと稼いでいる社長さんが、1時間
500円のレッスンと、1時間2万円の
レッスンと、どれを選ぶと思いますか?

もちろん現実には500円を選ぶ人も
いるでしょうが笑、ここでの正解は
「2万円のレッスン」です。

だってお金の余裕はあるし、500円の
レッスンよりも2万円のレッスンの方が
質が高そうと思うのが普通だし、
「2万円のレッスンを受けている自分」
へのセルフイメージが高まります。
だから2万円を選ぶ社長が多い。

メッセージをくれた方がいくらのレッスンを
いくらにしたのかは訊いてませんが、
「社長さん」がお客さんになってくれたのは
500円じゃなかったから、でしょうね。

通訳や翻訳にも共通するところがあります。
レートが高い通訳者、翻訳者は「きっと
品質も良いんだろう」というイメージ、
レートが低い通訳者、翻訳者は「それなり
なんだろう」というイメージと
それぞれセットになりがちです。

念の為書いておくと、あなたの主張は
ここでは問題じゃありません。
「お客さん」がそう思いがち、
ということが重要です。

「安い方がお客さんが来るんじゃないか」
というのは確かに事実のひとつですが、
事実はそれだけでもありません。

安ければ安さを求めるお客さんが集まるし、
高ければ高くても質を求めるお客さんが
集まってきます。

値決めって奥が深いんですよね。
ちゃんと考えて決めましょうね(^^)

カセツウ
酒井 秀介

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