通訳者の「闇営業」!?

ブログ担当の酒井です。

芸人さんたちの「闇営業」が話題になっていますが・・・

 

通訳者・翻訳者にも「闇営業」があったりします(^^;) つまり、元々は通訳エージェント、翻訳エージェントから紹介されたクライアントと「直取引」を始めてしまうケースですね。どちらかといえば翻訳者よりも通訳者さんの方が多いかな。現場に出て通訳ユーザー(エンドクライアント)と実際に話す機会がありますから。

 

どうやら今回話題の芸人さんたちは所属事務所の吉本興業から謹慎処分を受けたそうですが、通訳者・翻訳者が闇営業認定を受けた場合はどうなるんでしょうか。

もちろん「謹慎処分」なんてことにはならない、というか、フリーランス通訳者の場合はそんな権限はエージェントにはありません(^^;)

ただし、当然ですがそのエージェントからの今後の案件照会はなくなると思った方がいいでしょう。だって、一度そんな闇営業をされると今後も闇営業をされるかもしれない、という心配が付いて回りますから。わかりやすく言えば「干される」という状況になるでしょう。

なので、エージェントからの紹介で出会ったクライアントと直取引をする場合は、その会社以外のそのエージェントからの案件をすべて失う覚悟で検討した方がいいでしょう。

 

でも実際のところ通訳をやっていると、いろんな場面、いろんな可能性が出てきます。

よくあるのは通訳現場でクライアント担当者から名刺を渡されたり、逆に名刺を求められたりするケース。こんなときはどうしたらいいんでしょうか。

相手の名刺はもちろん受け取っておけばいいでしょう。「名刺、結構です」なんて言うと失礼だと思う人もいるわけですから。

じゃあこちらは名刺を渡すべきかどうか。通訳エージェントから通訳エージェント名が入った名刺を渡されているならそれを渡しておけばまったく問題ないのですが、特に支給されていない場合は・・・

  1. 「名刺を切らしてまして・・・」
  2. 「エージェントから直接のお渡しは禁止されておりまして・・・」
  3.  渡す

のどれかの対応になるんじゃないかなと。

1. と 2. はまあ無難ですね。ただ 1. はもしかすると「嘘」になるし、あまり気分のいいものじゃないかもしれません。もしかすると「名刺切らすなよ…」と思われてしまう可能性も無きにしも非ず…

となると 2. のように正直に言ってしまうのが妥当でしょうか。

3. は渡すだけならそこまで問題にはなりませんが、その後、万が一そのクライアントから直截の依頼や相談が来た時の対応が肝心になります。この場合は

  1. 「エージェントを通していただけますでしょうか」
  2. 「ありがとうございます!お請けいたします!」

の2択くらいかなと。で、ここで 2.「お請けいたします!」だと、発覚した時に闇営業的な扱いになってしまうかなと(^^;)

ただ実は、こうしたケースでも僕が通訳者さんから相談された時に、「直で受けちゃってもいいんじゃないですか?」なんて答える場合もあるんです。ここでは詳しいことは書きませんが、それもひとつの「選択」だからです。

 

いずれにせよ、案外いろんな誘惑とかお誘いが転がっているフリーランスの世界ですが、多少のお金が手に入るからと言って裏でごちゃごちゃやらない方が、長い目で見ていいんじゃないかな、とは思います。

「誠実」であることはビジネス、仕事においてとても大切だと思うので・・・

なんて書きつつ、相手が「誠実に対応する」のに値するかどうかも考えていけばいいんですけど。