【失敗が怖くてデビューできてないあなたへ】 通訳者として絶対に失敗しないたったひとつの方法
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通訳者としての失敗が怖くてなかなかデビューできないあなたへ。
通訳者として絶対に失敗しないたったひとつの方法をお伝えします。
酒井の元にはいろんなステージの方がご相談にいらっしゃいます。
すでに通訳者としてバリバリ活躍されている方、
駆け出し通訳者といった感じの方、
駆け出し通訳者とは言わないけれどバリバリ通訳者未満の方、
そしてまだ通訳としてのデビューをされていない方も。
今日のトピックは、駆け出し通訳者さんや、
通訳者デビューがまだの方にピッタリかもしれません。
なぜなら、そういう方々によくいただく相談だからです。
『失敗するのが怖くて、、、』
『クレームになったら二度と仕事が来ないと通訳学校の先生に言われました』
『もうちょっと勉強してから、うまくなってからエントリーしようかと思います』
なんて言葉が出てきがちのようです。
(あなたは、どうですか?)
そして、こういう言葉を聞くたびに、こう返しています。
『大丈夫です、〇〇さん、絶対に失敗しませんから』
…なんでこんなことが言えるんでしょう、無責任ですね笑。
でも、ひとつだけあります。『絶対に失敗しない方法』 が。
その方法とは、、、
『通訳を引き受けないこと』 です。
冗談みたいな答えかもしれませんが、事実です。
通訳を引き受けなければ、通訳者として失敗することは絶対にありませんよね。
でも、それでいいのか? ということです。
『絶対に失敗したくない、だから通訳はやりません』
この考え方でOKなら、それでも良いと思います。
別に否定したりはしません。
でも、もし『通訳がしたい』 のであれば、この選択はできません。
どちらの選択肢もOKです。
OKですが、本当はどうしたいのか?
ここは自分の気持ちとの相談になりますね。
『失敗するかもしれないから通訳者になるのはやめておこう』 か、
『失敗してもいいから超一流の通訳者になりたい!!』 なのか。
残念ながら、『失敗をしないで超一流の通訳者になりたい』 は選べません。
そんな方法はないからです。
『準備ができたら』
『タイミングが来たら』
『もうちょっとうまくなってから』
どんな準備? どんなタイミング?
そしてどれくらいうまくなったら?
うまくなった、って誰が判定する?
通訳学校に5年間通って一番上のクラスを卒業、
それから通訳エージェントに登録した人と、
通訳学校に入ったばかりの頃から展示会や小さな商談から通訳を始めて、
5年後に一番上のクラスを卒業した人と、どちらの通訳者が頼れそうですか?
いつも言うのですが、いまの自分の限界が10だと感じているとしたら。
12~13 くらいの難しさに感じる案件が来たら、迷わず引き受けてください、と。
『どうしよう、自信ないよ、、、』 と迷うくらいなら、
きっと 『頑張ればどうにかなる』 と感じているレベルの難しさのはずです。
10 の限界に対して15,20 の難しさの案件が来たら、
きっとそんなのは迷いもせずに 『すみません、無理です』 と
結論が出ているはずだからです。
だから、『迷うレベルの難しさの案件は、死ぬ気で頑張ればどうにかなる』 と思ってOKです。
ということで、もし、失敗するのが怖くて通訳ができないと悩んでいるようであれば、
『どうすれば失敗しないのか』 を考えるのではなく、『正しく失敗する方法』 を考える、学ぶべきです。
そう、失敗するにも、『正しい失敗の仕方』 なんてものがあります。
そして実は、ここが身につけば、、、
『失敗』 なんて消えてなくなってしまうんですけどね(^_^)
それはまた別の機会に。