2018年は何回通訳しましたか?
ブログ担当の酒井です。
あん摩師歴55年間の女性がテレビ番組でインタビューをされて、「何人くらい揉んできたんですか・・・?」と訊かれてました。
その女性は「何人くらいでしたかねぇ・・・それこそ数えきれませんが・・・。でも、ご家族3代でずっといらしてくださっているお客様もいらっしゃいます」といった回答をされてました。
うーん、ちょっともったいない。
「3代続けてずっと通ってくれている」というのも確かに信頼感を感じさせる表現だと思うのですが、マーケティング脳の僕としては(笑)、やっぱり「数字で伝える」ということもおススメしたいところです。
例えば、ですが、1日に3人、揉んだとします。きっとたくさん働く方でしょうから、週に6日、お仕事をしているとします。とすると、1週間で18人。1ヶ月で72人。1年で864人。55年で・・・4万7520人! (書いてる途中で間違えてないよね?と不安になりました笑)
凄さがより具体的に伝わりますよね。
もちろんこれは仮定の計算ですから事実とは異なると思います。毎日お客さんが入るとは限らないし、1日1人、2人の日もあれば、逆に4人、5人の日もあったでしょうが、あながちとんでもない計算でもないでしょう。
あなたの通訳や翻訳はいかがですか?
これまで、何人の通訳、何時間の通訳、何件の翻訳、何文字の翻訳、をしてきたでしょうか? そして、2018年は?
いろんな伝え方ができると思います。
「通訳歴10年です」と答えてもあなたの実績は伝わるかもしれませんが、そこに「10年で3300件の通訳に対応してきました」と答えてみると、さらに伝わると思いませんか? 「翻訳歴10年です」じゃなくて「10年で1000万文字の翻訳をしてきました」では?
これが数字の力ですが、この力を使うために絶対に必要なことがあります。
それは、「記録しておくこと」です。
そう、記録しておかないと伝えることもできません。冒頭のあん摩師さんのように、「たくさんやってきました」としか言えなくなります。
今日からでも遅くないので、記録を始めてみてください。1年経って、記録を付け始めた今日のあなた自身(と、僕・笑)に感謝するはずですよ。