何の変哲もない(ように僕には見える)リュックがなぜ売れる・・・?
ブログ担当の酒井です。
昨日の記事では『提供したい商品やサービスの使い方を提案するのは売り手の義務』ってことを書きました。そしてその記事は池袋で書いていたんです。夕方に時間があったのでちょっとぶらぶらしてたんですが、ふと目についたものが『まさにそういうこと』という好例だったので、つい写真を撮ってしまいました。
それが、これ。
(カメラの不具合で色はイマイチになってますが・・・)
知ってますか?『痛リュック』。僕は知りませんでした。
だから『なんだこれ・・・?』と思ったんですが、調べてみたら、どうやら透明になっているから、ここに自分が好きなアイドルやマンガ・アニメのキャラクターの写真・イラストを見えるように入れたり、バッヂを付けまくったりするらしいです。外から見えるように。『痛リュック』で画像検索してみるとたくさん出てきます。男性より女性中心で流行っているようで・・・
うーん、これぞまさに『売り手からの使い方の提案』ですね。
僕からすると、何の変哲もないリュック、ましてや『中、見えちゃうじゃん!』なリュックなんですが、この売り手は『中を見せようぜ!自慢しちゃおうぜ!そのためにこのリュックは透明にしたよ!』と提案してるわけです。で、それがハマっていると。
こうなると、もちろん商品、グッズとしては『リュック』にはなるんですが、このリュックに求められているのは『たくさん入る』とか『軽い』とかじゃなくて『いかに自慢のグッズを見せびらかすことができるか』という機能です。これだけでもう、他の『普通のリュック』を置き去りにして、腐女子界(なの?)で一気にシェアを拡げることができたわけです。もちろん、一社だけが作っているわけじゃないでしょうからその企業の独占とかそういう話ではないと思いますが。
マーケティングを勉強してると、こんなことばっかりに目が行ってしまって・・・楽しいです笑。皆さんも一緒に学びませんか?