怒りすら覚える内容

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カセツウ通信 2022.8.8(月)
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酒井@埼玉です。

陽性が出た家族の自粛期間が
昨日で終わって今日から晴れて
日常生活に戻る予定。

 

<怒りすら覚える内容>

さて、この本です。
知ってる方、読んだ方も
たくさんいるんじゃないかな。

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「出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記」

まだ半分くらいしか読んでませんが、
出版翻訳家の喜び、悲哀、苦悩、悲哀、
そして、苦悩、苦悩、、、
って感じ?割合的に笑

出版社や編集者に酷い目にあった、
こんなとんでもない話があった、

読んでて思わず
「マジかよ、、、」
と呟きたくなる、

そんなエピソードが満載。

事実としてはけっこうエグい内容が
たくさんあるんですが、全体的に
ユーモアを感じさせる文体で
面白おかしく読める、、、が、
いやいや、やっぱりエグいよ(^_^;)

 

僕の怒り、、、いや、“憤り”の方が
しっくりくるかな、で、その憤りの
対象は読み進めるにつれて
移り変わっていく。

当初はとんでもない契約や難癖を
押し付けてくる出版社や編集者に。

そのうち、何度もこんな目に
遭っている著者本人に。

というのも、こんなリスクは事前に契約とか
しっかりしておけば回避できるリスク
なんじゃないか、そんなの何度も
繰り返してる本人にも問題が
あるんじゃないか、、、

なんて思いが出たのは事実ですが、
それもすぐに思い直します。

「しょうがないじゃん」

そう、しょうがない。
と思うしかない。

契約でなんとかなるんじゃないか、
そんな仕事は断ればいい、なんて
いうのは完全に他人の苦労話を
面白おかしく読んでいる
「観客」だから思えることで、
本人からすればそんなことは
「しょうがない」んです。

 

僕自身、3ステップ時間管理術という
本を出版したことがありますが、
いわゆる契約書は最後まで見なかった。

いや、引き受ける前に訊いたんですよ?
打ち合わせに出版社に出向いて、
口頭で印税の条件も聞いて、
出す予定の部数を聞いて、
スケジュールを詰めて、
なんてあたりで、

「そういえば契約書ってないんですか?」

確か答えは

「この業界はそういうのが出なくって」

って感じだったんじゃないかな。

「え~~~?」というか「へ~~~」って
感じでしたが、「そういうものか」
で納得して原稿執筆に取り掛かりました。

ま、出版社も神保町にオフィスを構える
有名な会社だったし、僕としては
出版なんて降って湧いたような
話だったし、

「出るなら運がいい」

くらいのものだったし。

最悪、出版が無くなった、
原稿料がなくなった、としても、
本業ではないので「いい経験=
いいネタ話」になるだろう、と。

あの時に「いや、契約書がないなら
これ以上話は進めません」なんて
言い出してたら、きっと向こうは
「めんどくせえ」と思って
話自体が無くなってたんじゃ
ないかなぁ、と思います。

それもひとつの選択ですが、
僕はそっちは選択しなかった。
だって本が出せるなら
出したかったから。

(結果、ちゃんと4000部出て印税も
いただきました。3年以上経った
いまでも年に数回、数万円が
振り込まれてます、嬉しい笑)

 

僕にもこんな経験があるので
冒頭に紹介した本の著者、
宮崎さんが置かれた立場も
心境も少しはわかるつもり。

観客としては憤りを覚えても、
どこか「そうだよねぇ、そういう業界だと
言われちゃったらしょうがないよねぇ」
という気持ちになっちゃいます。

その上で。

僕ならやっぱりこういう業界で
こういう仕事をずっと続ける、
なんてことは早々に見切りを
つけるかなぁ、とも。

先日のつーほんウェビナー企画
関根マイクさんと帽子屋さんの対談でも
出版翻訳の報酬に関するトピックが
出てましたが、「そういう業界」
なんだよなぁ、と思います。

業界を変えようなんて無理な話。
じゃあ自分がそれに付き合うか、
どんな距離感で付き合うか、
それは自分で選べる話。

どんなことでも「選択権」が
自分にはまったくない、なんてことは
ありえないと思ってます。

どれを選んでも自分の選択。
できるだけ後悔のない選択を
したいものだと思う次第でした。

 

残り半分、読むのが楽しみ。
この先は怒りも憤りも感じずに
純粋に「観客」として宮崎さんの
とんでもエピソードを楽しむのだ笑

まだ途中だけど読んでいるから
今度はちゃんとオススメできます。
面白いですよ(^^)

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カセツウ
酒井

 
P.S.
せっかくなので僕の著書
「3ステップ時間管理術」の
リンクも貼っておきます笑

4年ほど前の出版ですが、
メソッドとしては当然、
そのまま使える内容です。

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