【通訳者の年収】 通訳スキルと収入は比例しない
おはようございます!
”稼げる通訳者育成”コーチ、酒井です。
通訳エージェントのコーディネータとして10年勤めた後、コーチとして独立して「通訳者になりたい!」「それも稼げる通訳者、売れっ子通訳者に!」「ずっと通訳をやっていきたい」「でも通訳の仕事が来ない・・・」「スキルはあると思うのに何が足りないの?」「長くやっていればそのうち報われるはず」と思っている方を、通訳スクールも通訳エージェントも教えない、メンタルとマーケティングの観点からサポートしています。
このブログではその経験を活かして通訳エージェントの本音、通訳コーディネータの本音をベースに、「稼げる通訳者になりたい!」あなたの役に立つヒントをお届けしています。
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今日のタイトルは「【通訳者の年収】 通訳スキルと収入は比例しない」です。
【通訳者のよくある思い込み】
スキルを磨けば仕事が増えると思っている
いつも書いていることですが、何度でも言いたいなと思います。
昨日、「あなた高額化コーチ」の鈴木健二さんとご一緒しました。これまでにも書いている酒井のマーケティングの師匠ですね。ご一緒、といってもふたりで何かをしたわけではなく、酒井が事務局長と務める異業種交流会の支部会に鈴木さんが参加されたという形です。
今回、鈴木さんに10分のミニセミナーを参加者に向けてしていただいたのですが、、、
鈴木さんのセミナーは何度も何度もみていますが、見るたびに気付きがありますね。昨日の気付きというか、改めて「そうだよね」と思ったのが、タイトルの「スキルと収入は比例しない」です。
鈴木さんは、業種としては「コーチ」と分類されます。そして、稼いでいます。あまり言うとひかれてしまうというか、言っていいのかわからないのでいいませんが、まあ、、、年収1000万円どころではありません。もっと余裕で上です。
では、「コーチ」はそんなに稼げる職業なのか?
残念ながら、そうは思いません。酒井の周りでも、多くの「食えないコーチ」がいます。
そんな稼いでいる鈴木さんが主張するのは(そして酒井もいつも言っているのは)「スキルと収入は比例しない」ということです。
鈴木さんの収入は、おそらくコーチの平均収入の何倍もあるでしょう。だからと言って、鈴木さんのコーチングスキルが他のコーチのスキルの何倍も優れているかと言うと、、、「決して、そんなことはない」と本人も言っています。
そして、ある月に達成した金額を言うと他のコーチに「へー、すごい・・・」と言ってもらえることもある私が、他のコーチの数倍のスキルがあるかと言うと、、、そんなことはないと思います。これが、まさに「スキルと収入は比例しない」そのまんまだと思います。
ここまで書いたのは、「コーチ」の世界についてですが、、、もうお分かりかと思います。これって「通訳者」の世界も同じですよね。
平均的な通訳者の何倍も稼いでいる方の通訳スキルが本当に他の方の数倍優れているかと言うと、そうでもないはず。スキルはあるのに稼げていない通訳者も多くいるのは知っています。
結局、どこに課題があるかと言うと、「売り方」というか、「価値の伝え方」だと思います。
顧客は必ずしも「よいもの」にお金を出すわけではありません。「よいもの」が売れるわけではありません。「よさそうに思えるもの」にお金を出すし、「よさそうに思えるもの」が売れるというのが真実です。
せっかく努力して身に付けてきた高い通訳スキルが、メールひとつ、電話ひとつ、工夫ひとつで「相手に伝わらない」としたら、価値を提供する機会を失っているとしたら、、、本当にもったいないですよね。
だからこそ、正しいマーケティングが必要だと改めて実感しました。