他人にイライラしてしまう方へ

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カセツウ通信 2020.12.30
今年の残り日数 … 2日
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酒井@カセツウです。

今日明日で今年も終わり。
カセツウは昨日が年内最終セミナー。
今日セッションを数本やって、
対外的な面では仕事納めかな。

<他人にイライラしてしまう方へ>

んー、今日のタイトルは
どんな感じにするといいかなぁ、
と、珍しく少し悩みました。

「他者への怒りが抑えられない方へ」?
「人間関係に悩むあなたへ」?

んー、シンプル(?)に
「この漫画がスゴイ!」とか…?

どんなタイトルなら
興味を持ってもらえるんだろう。
「この漫画」に興味を持って
もらえるんだろう、と。
(普段からもっと考えろって話?笑)

ま、さておき、、、

先日、こんなニュースを見ました。

「全国高校駅伝 女子の
レース中に車がコース横切る」

知ってる方も多いと思います。

「かなり強く制止したが振り切られた」
という表現もあって、このニュースを
見た瞬間は、「ふざけんな」と。

昔からルールというか
マナーというか?そういうのを
守らない人に対してイラっとします。

歩きたばこ、自転車たばこ、
駆け込み乗車、電車の入口で
立ち止まる、公共でのバカ騒ぎ、
スクランブル交差点でたむろ、
お店ができないと言ってるのに
無理な注文を押し通そうとする、、、

だから今回も「ふざけんな」と。

でも…

すぐにこんな風にも考えます。

「事情があったのかも…?」

もしかすると母親が危篤、
病院に駆けつけている途中、
駅伝で交通規制が、ここを
抜ければすぐ病院なのに
迂回すると10分以上時間が
かかってしまう、一秒でも
早く駆け付けないと、、、

という状況だったら?

僕は変わらず「ふざけんな」と
思うだろうか?自分がその立場
だったら?「ごめんなさい!
本当にすみません…!」と
思いながらも突っ切らないとは
言い切れない…かも?

なんてことも考えるわけです。
事実は一切わかりませんが。

ただ、こう考えてしまうと、
「ふざけんな!」という、
抱えても仕方ない他者への
怒りは収まっていきます。

これはストレスを軽減するための
テクニックとかそんな話じゃなくて、
「みんなそれぞれに事情が
あるのかもしれない」と想像して
みることは他者理解のためには
必要なんじゃないかと思ってます。

ま、考えすぎても逆に
何もできなくなったり
ストレスになったりするんですが…

折に触れて勧めている名著
「7つの習慣」にこんなことが
書いてあります。

+++++

地下鉄に乗り込んできた
父親と子供たち。子供たちが
車内で騒ぎまわり始めても
父親は注意するでもなく
ぼうっとしている。

いらだちを抑えられずに
見かねた私(著者)は男性に対して
「お子さんに注意しては?
なんとかできませんか?」と。

男性が答えるには…

「ああ…すみません…
確かにそうですね…
実は1時間ほど前に
あの子たちの母親が亡くなり…
子どもたちも混乱しているんだと
思います…申し訳ない…」

その瞬間の私の気持ちが、
想像できるだろうか。
私のパラダイムは
一瞬にして転換してしまった。

突然、その状況を全く違う目で
見ることができた。違って見えた
から違って考え、違って感じ、
そして、違って行動した。

今までのいらいらした気持ちは
一瞬にして消え去った。自分の
とっていた行動や態度を無理に
抑える必要はなくなった。

私の心にその男性の痛みが
いっぱいに広がり、同情や哀れみの
感情が自然にあふれ出たのである。

一瞬にして、すべてが変わった。

+++++

引用、以上。

なにか通じるところがないでしょうか。

冒頭の漫画の話。

7つの習慣漫画版とかじゃなくて、
kindle unlimitedで読めたので
なんとなく読み始めたんですが、
これがもう止まらなくなって…

様々な登場人物がそれぞれの視点、
立場で意見を主張して、多くの矛盾や
葛藤の中で、かつ妥協ではなく
相互理解を目指していくプロセス…

とでも言ったらいいのかな?
とにかくめちゃくちゃ面白かったし、
多くの気づきがありました。

これを読めば、きっと日常の
いろんな場面で「この人にも
事情があるのかもしれない、
この人の意見は“間違っている”
わけではない…」なんて風に、
これまでとは違う捉え方が
できるようになる、ちょっと
立ち止まって考えることが
できるようになる…と思う。

「鈴木先生」って漫画ですが、
ドラマや映画にもなってるし
知ってる人もいるかな…?

ドラマも映画も観てませんが、
いずれにせよ、ぜひ漫画で
読んで欲しいと思って紹介しました。

wikiのあらすじ貼っておきます。
(今日は引用・解説多くてごめんね)

+++++

中学校の教師である鈴木は、
『ごく普通』の生徒たちの
心の問題に向き合うことを
自身の教育方針として、
自分の受け持つクラスや
教え子たちの周りで起こる
些細な、ときに重大な事件の数々を
誠実に、情熱的に対応している。

しかし、その一方では教え子の
一人である小川蘇美に対する
歪んだ欲望や交際相手である
麻美との関係など、自身の心の
問題にもひたすら悩む日々を
送っている。

そうした鈴木の内面を
饒舌にかつ克明に描写していく。

+++++

いや本当にねー…
「ごく普通」とは?
「普通の人間同士が争う」とは?

深いんだよー…

僕は書いた通り
kindle unlimitedの
読み放題で読みました。

いままたちょうど、
2ヶ月で99円のキャンペーンを
1月4日までやってるようなので、
対象の人はそれで申し込んで
ぜひ読んでみてください。

Kindle unlimited
https://kase2.net/gp/Lg868Srt/L2qnHy/qm4h0a1/

kindle 使いたくない、って方は、
いま見たら全11巻でも2000円で
買えるようなのでそれでもいいかも。
というか、僕が買って実家に送って
置いておこうかな…定食屋だし笑

・鈴木先生 全11巻
https://kase2.net/gp/vZre6NVt8/z2qnyT/qm4h0aJ/

絵が下手、って思う人も
いるかもですが、それも
だんだん「味」になってきて…

いまでは絵も含めて「最高」
って思ってます笑

読みなはれ(^_^)

カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介

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