どれが季語かわかる?

酒井です。

定期的に開催されている起業家・経営者の
俳句会の運営を手伝ってるんですが、
明日22日が4回目の開催。

ひとり3句投稿するんですが、今回は
タイでの経験をベースに詠みました。
さて、どんな評価がされるかな・・・

 

ところで、この句の問題点、わかりますか?

・半袖がボタンに触れて蝉の声

・バス停のどかなり蟻の巣ほじくる

・長閑なる帰省のバスのチャイムかな

明日の句会とは別の、俳句オンラインサロンで
発表されていた句ですが、どれも共通した
問題があります。

それは「季重なり」。

一句につき季語はひとつが原則ですが、
これらには季語がふたつ入ってます。
でも、、、どれかわかりますか?

一句目は「半袖」と「蝉」、
二句目は「のどか」と「蟻」、
三句目は「長閑」と「帰省」、

がそれぞれ季語です。

これ、僕も知らないものがありました。
半袖とか蝉はそうだろうなと思いますが、
まさか「蟻」が季語だとは。

意外な季語にはこんなものがあります。

・香水
薄着になると印象的になるから夏の季語

・ぶらんこ
中国の文人の詩から春の季語に

・夜食
仕事が多忙になる時期ということで秋の季語

どれも「知らんがな」と思いました笑

季語とは思わずに使って、はい、季重なりの
出来上がり、、、になりそう。

これが俳句の面白さ、奥深さのひとつでも
あるけど、やっぱり勉強しないと
わからないことだらけです。

 

と思って、ようやくKindleじゃなくて
書籍版の歳時記を購入しました。

それを眺めてるだけでも楽しいし、たくさん
発見があります。同時に、自分のミスに
「えー?そうだったの?」と気づけたり。
「自己流・独学」の怖さも実感中・・・

でも、歳時記を手元に置いて、これから
ますます俳句が楽しくなりそうです。

 

ちなみにもうふたつ、「意外」な季語を。

 

・雪渓
冬のように思えますが、実は
「夏山登山」に由来する夏の季語

・スイカ
夏でしょ?と思いますが、実は秋の季語。
旧暦の七夕(8月7日ころ)に供えたから。

 

どっちも意外ですよね?

カセツウ
酒井

 

P.S.
今日の話と関係あるような、
そうでもないような・・・

帽子屋さん辞書セミナーの開催が
23日と迫ってきました。現在
20名程度がお申し込みです。

きっと帽子屋さんは僕が歳時記を
楽しむように辞書を楽しんでるんじゃ
ないかと思いますが笑、やっぱり
「意外なこと」ってあるはずです。

翻訳における「季重なり」ってなんなのか、
それって誤訳ってこと?それはあまりに
こじつけすぎるかもしれませんが笑、
まあともかく、開催が近いので興味があれば
ぜひお申し込みを。アーカイブ配信あります。

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