老齢期のランクを落とした働き方
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カセツウ通信 2022.6.14(火)
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酒井です。
今日から5日ほど仙台、
そしてその後は会津若松!
<老齢期のランクを落とした働き方>
まずはいただいた質問を転記。
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老齢期のランクを落とした働き方について
現在大手通訳会社からのAランクの仕事を中心にしてます。50代半ばになり将来を考えた時、あと数年したら現在ほどプレッシャーの高くないB,Cランクの仕事、レートを中心にしてもらう事は可能だろうかと気になっています。
以前、先輩通訳者が70歳過ぎて同通は引退すると通訳会社に連絡したところ、逐次通訳の依頼も無くなってしまったとおっしゃていました。
B,Cランクの仕事は今後伸びる可能性の有る若手のための仕事ということでしょうか?
マイナー言語ですので、一般的な場合とは事情が異なるかもしれませんが、英語の場合でも結構ですので教えて頂けないでしょうか。
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ご質問、ありがとうございます(^^)
こんなことを言うとすべての質問が
「そうなっちゃう」んですが(^_^;)、
僕はいつもこう考えるんです。
「他の人がそうだったからといって
あなたもそうなるとは限らない」
たとえばこの部分、
「以前、先輩通訳者が70歳過ぎて同通は引退すると通訳会社に連絡したところ、逐次通訳の依頼も無くなってしまったとおっしゃていました」
それはその先輩通訳者さんの場合は
そうなった、という事実であって、
ご質問者さんも他の誰もがそうなる、
という理屈にはなりませんよね。
これも常に言っていることなんですが、
サポートを受けてくれてる方にいつもいつも
毎回必ず確認することがあります。
「で、xxさんはどうしたいんですか?」
サポート受けてる人なら100%口を揃えて
「確かにいつも訊かれるなぁ」って、、、
まさにいま、思ってるでしょ!笑
大事なのは意図ですよ、意図。
意図を持って行動すること。
「あと数年したら現在ほどプレッシャーの
高くないB,Cランクの仕事、レートを中心に
してもらいたい」
と思っているのであれば、先輩通訳者さんが
どうだったとかが気になるのは当然としても
(そりゃ気になりますよね、だからそれを
否定・批判してるわけじゃないですよ)、
それ以上に大切なのは
「そのためにいまから何をするか」です。
ちょっとだけ具体的にいえば、
お付き合いのあるエージェント、
クライアントさんと、数年後に「そうなる」
ように意識して(意図を持って)いまから
関係を作っていく、必要なら変えていく、
そういうことです。
いまから数年かけてそういう関係を
作っていくと思えば心の余裕も
出るんじゃないでしょうか。
そしてその結果は「そうしたい」と
思った時に出てきます。
未来を作るのは常に「今の自分」です。
なんていうのはちょっと
カッコつけすぎでしょうか?笑
カセツウ
酒井