便利に使われてあっさり乗り換えられちゃう恐怖
…………………………………………
カセツウ通信 2018.06.13
…………………………………………
便利に使われてあっさり乗り換えられちゃう恐怖
カセツウ 酒井です。
7月の退去に向けて準備中です。
依頼する引っ越し業者も
決めて依頼しました。
見積もりに際しては一括見積
サイトを利用したので、それこそ
10個くらいの業者からわらわらと
見積もりが届きまして(^_^;)
その中からひとつを
選んだのですが、その時の
僕の基準は「価格」でした。
もちろん向こうの対応や
ネットでの口コミや評判も
問題がなかったからですが、
心のどこかで「どこに依頼しても
品質なんて似たようなもの」と
いう気持ちがあったのも事実。
なので今回は価格を重視です。
じゃあ、もし次回また引っ越しを
することになったらどうするか。
きっと僕は、今回依頼した
業者を思い出すこともなく、
また見積もり比較をして、
「価格」で決めちゃうんじゃ
ないかな、と思います。
同じ業者に依頼するかもしれ
ないし、違う業者に依頼するかも。
そもそも同じ業者に依頼しても
気付かないかもしれません。
で、もし、、、
これが通訳や翻訳の仕事で
起きていたとしたら、、、?
「安いから」で依頼され、
問題のないパフォーマンスで
案件を終えて、、、
次回はまたゼロベースで
他の通訳者と比較される、、、
それも、価格で。
「恐怖」じゃありませんか?
「やってられない」と思いません?
・・・え?通訳や翻訳の場合は
引っ越しよりもクライアントは
品質を重視するはず?
・・・本当にそうかなぁ。
仮にそうだとして、あなたの通訳と、
他の方の通訳と、どちらの方が
「品質が高い通訳だ」なんて、
本当に正しく評価されていると
思いますか?100人いたら
100人が同じ意見になると
思いますか?
じゃあ、どうやってこんな
便利に使われて簡単に乗り換え
られてしまう状況を避ければ
いいんでしょうか。
やっぱり僕は「関係性の構築」
じゃないかと思います。
いかに他の通訳者を思い出す
前にあなたを思い出してもらうか、
ここさえしっかりできれば、
他の通訳者と比較にすらなりません。
便利に使われて、価格だけで
較べられて、あっさりと
乗り換えられてしまう、、、
価格競争、ダメ、ゼッタイ。
カセツウ・ビジネススクール
酒井秀介
追伸:
「値下げ」「値引き」も戦略的に
用いれば「価格競争」にはなりません。
値下げ、値引き、ダメ、ゼッタイ、
ではありません。その違いは
ハッキリと認識しておきましょう。