『氷結xICEBOX』が最強にウマい! ・・・って通訳関係ある?・・・ある!
ブログ担当の酒井です。
電車に乗っていると、いろんな広告が目に入ってきます。いわゆる『中づり広告』というやつです。飲料やダイエット、英会話、週刊誌の予告なんてのもありますね。今日、目に入ったのはこの広告。
氷結専用 ICEBOXが当たる!
いちおうご説明しておくと、氷結はキリンが出している缶チューハイ(僕も好きです)、ICEBOXは森永が出しているロックアイスみたいな氷菓です(発売当時から好きです)。
で、いま、氷結を ICEBOX に入れて飲むのがめちゃくちゃ流行ってるようで、それがメーカー側に伝わって、このたび正式にコラボしましたよ、だから氷結専用ICEBOXを抽選であげちゃいますよ、という広告です。
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氷結をICEBOXに注ぐと激ウマになるだと……!? 奇跡のコラボ「氷結専用ICEBOX」の飲み方を開発者に聞いた – PR
このふたつ、僕も好きなこのふたつ、組み合わさって、きっとウマいだろうと思います。簡単に想像できちゃう。飲みやすくてアブないくらいだと思う。って話から通訳に繋げるわけですが・・・笑
いや、本当に無理やり繋げてるわけじゃなくて、僕は常にブログネタを探しているわけです。何かお伝えできることないかなー、いい事例ないかなー、と。そうすると、自然と浮かんできちゃうんですよ。今回もそうでした。
今回のこのトピックからお伝えしたいと思ったのは、『提案のチカラ』です。
この氷結 ICEBOX のコラボ、要は、消費者に新しい飲み方を提案しているわけです。もとは一部の消費者が『やってみよー』といったノリで始めて(たぶん)、やってみたら『これ、うまくね?ヤバくね?』というノリになって(たぶん)、『これネットで拡散したらよくね?』という流れで広まった情報がメーカー側に届いて(たぶん)、今度はそれをメーカー側が『こんな飲み方、ありますよ!!』と消費者に『提案』している・・・ということ。メーカー側は商品を使って(買って)ほしい、そのために、消費者が知らなかった『新しい使い方(飲み方)』を教えてあげています。そして、それを知った消費者(僕とか)が『おいしそう!試してみたい!』と、さっきまで買うつもりもなかった商品を買ってしまいます。
これがマーケティングにおける『提案のチカラ』。
じゃあ、通訳者は?
僕は通訳者だってこの『提案のチカラ』は活用できると思います。『通訳者でござい』という顔をして、『通訳者でござい』と名乗っていれば、通訳者だということは当然伝わりますが、それだと『この人にできるのは通訳だけ』というメッセージを伝えていることにもなります。でも、あなたにできるのは本当に『通訳だけ』でしょうか? 実は通訳以外にもあるんじゃないでしょうか。
例えば、翻訳。会議にはプレゼンやレポートなどの資料があっても不思議ではありません。あなたが翻訳も請けている、請けたいと思っているとしても、上に書いたような『通訳者でござい』では、顧客側は『翻訳もお願いできないかな』という要望を無意識レベルででも抑えてしまいます。簡単に言うと翻訳ができないか訊いてみようとすら思いつきません。でも、そこであなたから『翻訳もやりましょうか?』と提案できたとしたら。仕事が増える可能性は高まります。
例えば、語学の講座。通訳を必要としているということは、多少なりとも、その会社の人たちも『話せた方がいい』という状況であるはずです。もしかしたらあなたにも、その人たちが相手側と簡単なコミュニケーションを取るくらいのことだったら、教えられるかもしれない。が、『通訳者でござい』に対して『この人、英語教えてくれないかな』とは思いつきません。でも、あなたから提案すれば、もしかしたら、、、
なんていう風に、あなたがあなた自身の『新しい使い方』をクライアントに提案してみると、意外な可能性が拡がるかもしれません。
僕がいた会社が翻訳も請けていることを提案しなかったばかりに、通訳のクライアントの翻訳ニーズを2年以上取りこぼしていたなんてこともありました。そんな機会損失があなたにもないでしょうか。
『あなたの使い方』をぜひ、クライアントに提案してあげてください。
・・・ね、氷結xICEBOX も、通訳者のビジネスに関係あったでしょ?笑