デキる通訳者/翻訳者と思わせる秘密
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「通翻訳者の相談窓口」カセツウ
2023.7.25(火)
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酒井です。
コンサルしてる通訳者さんに、
「今月はこれ目標売上に行かないことを
祈っておきます」と伝えました笑
その理由は・・・またいずれ。
<デキる通訳者/翻訳者と思わせる秘密>
「むむ、この人、デキるな、、、」と
思ってもらえると、仕事全般がめちゃくちゃ
やりやすくなります。逆に最初の印象で
「この人、大丈夫かぁ???」なんて
思われてしまうと・・・
何を言っても聞いてもらえなかったり、
軽くあしらわれたりしちゃいます。
つまり、とても不利。
では、クライアントに
「むむ、この人、デキるな、、、」と
思ってもらうために大切なことは?
しばらく前からロシア語同時通訳者であり、
その経験から作家としても活躍された
米原万里さんの名著、
「不実な美女か貞淑な醜女か」
を読み進めてると書きました&
このメルマガでもお勧めしました。
昨日読み終えたのですが、やはり名著。
あらためて皆さんに、特に通訳者さんに
強く強くお勧めします。
さて、その中にこんな一節があります。
▼
まず母国語を格調高くしゃべることが
大事なんです。雇い主は日本人ですよね。
日本人は、例えば私がロシア語の
語尾なんか間違えて変なこと言っても
分からないわけです。ほんとよ。
でもね、日本語が美しくキチンと
していると、それを聞いて、
あ、この人はデキると思ってくれる。
出会い頭最初の瞬間で、この人はスッゴク
上手い通訳だという思いこみを相手に
植えつけることが大事。
米原 万里. 不実な美女か貞淑な醜女か
(新潮文庫) (Japanese Edition) (p.260)
▲
引用は以上。
これを読んで、
「そうか、確かに。日本語が大事なんだ」
というのも間違いじゃないですが、
それだけではあまりに表面的です。
ここでは「日本語」がわかりやすく
書かれているだけで、日本語に
限った話じゃないんです。
メールの書き方、ファイル名の付け方、
履歴書や実績表の見せ方、作り方、
SNSの発信、等々・・・
大切なのは「クライアントが評価できる
ポイントでアピールする」ということ。
クライアントが評価できないことを
いくら一生懸命やっても通じないんです。
いくら通訳スキルや翻訳スキルを磨いても
売上アップにはつながらない、とずっと
カセツウでは伝えてますが、米原さんの
本を読んで自分の主張の正しさを
確認してます笑
未読の方は、ぜひ。
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カセツウ
酒井