起こることは、すべて最高です

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「通翻訳者の相談窓口」カセツウ
2023.4.29(土)
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おはようございます。
通翻訳者の相談相手、酒井です。

そうそう、母の日のプレゼントの
アイデア、送ってくださった皆さん、
ありがとうございました!!!

知らなかった商品、目から鱗のアイデア、
読ませてもらうだけでも楽しいです!

 

<起こることは、すべて最高です>

 

4月から「バガヴァットギーター」という
ヒンドゥー教の聖典をベースにした
学びを教えてもらっています。

ま、、、そこに至る経緯とかを思うと
これもご縁、流れだなぁと思います。

で、先日教えてもらったある賢者の話。

昔、インドにジャナカ王という王様が
いました。そして、その家臣に
アシュタバクラという者がおりました。

王様から、
「これについて、おまえはどう思う?」
と聞かれると、アシュタバクラはいつも、

「起こることは、すべて最高でございます」

と答えました。

王様はそんなアシュタバクラをとても信頼し、
いつもそばにおいていました。
そして、他の家臣たちがそのことに
嫉妬して罠をしかけたのです。

ある日、王様が手に怪我をしました。
いじわるな家臣たちが
アシュタバクラのところに行き、
「王様が怪我をされたことを、どう思う?」
と聞きました。

アシュタバクラは答えました。

「起こることは、すべて最高です」

家臣たちは、このことを王様に告げ口しました。

「王様!アシュタバクラは、王様の
怪我のことも最高と言っております。」

それを聞いて怒った王様は、
アシュタバクラを牢屋に入れました。

そして、その日は狩りの日でした。
王様は他の家臣を連れて狩りに出ました。
王様は、一人で森の奥深くにまで入り、
そこで“人食い部族”に捕まってしまいました。

その部族は儀式の時に人を生け贄として
ささげ、火あぶりにするのです。
ところが彼らは火あぶりの直前になって、
王様が手に怪我をしていることに気づきました。
傷ものは生け贄にできないので、
彼らは王様を放免しました。

無事に帰って来ることができた王様は、
すぐにアシュタバクラを牢屋から出して
あやまりました。

「おまえが言ったとおり、わしが手に
怪我をしたのは、最高のできごとであった。
しかし、そんな大事なことを教えてくれた
おまえを、わしは牢屋に入れてしまった。
そのことを悔やんでいる。どうすれば、
この過ちをつぐなえるだろうか?」

すると、アシュタバクラは言いました。

「王様、私はいつも、起こることはすべて
最高だと申し上げているじゃありませんか。
もしも、私を牢屋に入れて下さらなかったら、
私はいつも狩りでは王様の側から離れないので、
いっしょに捕まっていたことでしょう。
そして、怪我をしていない私は、
生け贄になっていたことでしょう。だから、
牢屋に入れていただいて、最高だったのです。」

これを聞いて王様は悟りました。

「起こることは、本当にすべて最高なのだ」

 

という話。

カセツウ
酒井

 

P.S.
僕もこういう話は好きだし、
生きていく上でとてもだいじな
考え方、捉え方だと思っています。

ただしそれは「そう思い込むべき」
というのとはちょっと/かなり
違うというのもセットで伝えなきゃと。

「腑に落ちない」のであれば無理に
「そう思わなきゃ」と思わずに
「そういう捉え方もあるか」
「そんな風に思えればいいな」
くらいに置いておくと良いですね。

それくらいが、いいんです。

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