“好きなことで稼ぐ”のウソ
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カセツウ通信 2021.8.26
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酒井@函館です。
はぁ～るばるぅ～、来たぜ、
ですね。
＜“好きなことで稼ぐ”のウソ＞
“好きなことで稼ぐ”
惹かれるコンセプトですよね。
実際、僕自身、人生初に参加した起業塾の
コンセプトは「好きなことで稼ぐ」でした。
あなたもきっと惹かれるこのフレーズ、
なんだかんだと6年事業をやってきて
当時は見えてなかったものが
見えてくるようになりました。
「好きなことで稼ぐ」には矛盾がある、、、
かもしれない、ということ。
「好きなこと」をするのは楽しいですよね。
なんといっても「好きなこと」ですから笑
通訳・翻訳・外国語、が好きなあなたは
それを仕事にしたいと思ったはずですね。
それで稼ぎたい、と。
でも「好きなことで稼ぐ」にはふたつの
まったく別の行為が含まれてますね。
１．好きなことをやること
２．お金を稼ぐこと
そのふたつをくっつけたフレーズな
わけですが、さて。
あなたは「お金を稼ぐこと」は
「好き」でしょうか？
もちろん中には「もちろん！」「大好き！」
「お金バンザイ！」なんて方もいるかと
思いますが、実は多くの方が
「お金稼ぐこと、好き？」
と訊かれたら、
「んー、、、」
って感じの反応になるのでは。
あなたはどうですか？
なんて書きつつあなたがどうかは
僕には知りようもないんですが、
もし「お金を稼ぐこと」に
罪悪感があったり卑しいイメージが
“へばりついて”いたりしたら
（そしてその可能性は高い）、
「好きなことで稼ぐ」を言い換えると
こんな表現になってしまいます。
「好きなことで罪悪感があることをやろう！」
「好きなことで卑しいことをやろう！」
、、、ね？ 矛盾、ありませんか？笑
ちょっと想像しただけでこんなのうまく
いくわけがない、と思いませんか？
好きなことじゃないとうまくいかない、
好きなことじゃないと続かない、
というのであれば、
「お金を稼ぐ」という行為にへばりついた
ネガティブな価値観も適切に「処理」
しておかないと、同じ理屈で
「好きなことで稼ぐ」もうまくいかない、
続かない、ということになりますよね。
本来まったく別の行為、、、なだけじゃなく、
もしかすると価値観（好き、ニガテ）も
まったく別のふたつのことをくっつけた
「好きなことで稼ぐ」というフレーズ。
書いた通り僕自身もそのフレーズに惹かれて
起業したわけですが、こうした矛盾に
どこかで気付いておかないと、
結果的に苦しくなってしまう
かもしれません。
「好きなことを仕事にすると、好きなことが
好きじゃなくなってしまうから
やめた方がいい」
こういう話も聞いたことがあると思います。
これも「好きなこと」と「仕事にする＝
稼がなくてはいけない」を一緒くたに
捉えてしまったから起きてしまうんじゃ
ないかと思ってます。
お金を稼ぐことを好きになれ、とは
言いません。言いません、が、、、
少なくとも自分は「お金を稼ぐ」という
行為にどんなイメージを持っているのか、
どんな価値観を持っているのか、
それを認識しておくことは
「お金を稼ぐ」という行為に取り組む上で
非常に重要だと考えています。
・・・ということで、あなたの
価値観を教えて下さい。
あなたは「お金を稼ぐ」という行為について
どんなイメージを持っていますか？
どんな価値観を適用していますか？
こんなことを投げかける、考えさせるのは
通訳・翻訳業界ではカセツウ以外にはない
と思うので笑、ぜひ言語化してみてください。
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