価値を提供してもお金はもらえない
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カセツウ通信 2021.8.19
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酒井@札幌です。
一度札幌に戻ってきました。
今日はこれから小樽に。
<価値を提供してもお金はもらえない>
昨日書いた、通訳をしても、翻訳をしても、
人を泊めても、ラーメンを食べさせても、
それだけじゃお金をもらえない、
というのは、言い換えれば
「価値を提供することとお金を受け取る
ことの間には本来まったく関連性がない」
ということです。
「えーー?そう?」
って思いませんか?
普通、価値を提供するからお金をもらえる、
お金をもらうには価値を提供しなくては
いけない、って思ってるじゃないですか。
あなたもきっとそうですよね?
でも実はそのふたつには「本来は」
関連性がないんです。なんて
断言調で書いてますが、
「そういう解釈もある」
くらいに置き換えてもいいです。
あえて。
昨日書いたことと重複する点もありますが、
いろんな表現で腑に落としてほしいので
何度も書いていきますが、
通訳や翻訳をしても、お金をもらえるときと
もらえないときがありますよね。
もらえても価格が違うことも。
他人のために料理を作ってお金をもらう人が
いれば、同様に他人のために料理を作って
お金をもらわない/もらえない人もいます。
絵を描いてお金をもらう人もいれば、
描いても描いてももらえない人も。
いろんなケースがありますが、じゃあ、
お金をもらえた通訳、翻訳、料理、絵、
には「価値があって」、もらえなかった
通訳、翻訳、料理、絵、には
「価値がない」のでしょうか?
きっとあなたはこう答えるはずです。
「そうとは言えない」
お金が発生したからといって本当に
価値があったとは言えないし、
お金が発生しなかったからといって
価値がなかったとは言えない、
そうは思いませんか?
この時点ですでに、価値の提供と
お金を受け取ることの間には
本来関連性がない、という
証左になってませんか?
明日は僕が今回こんなことを考える
きっかけになった「農業」について
書いてみようと思ってます。
このメールシリーズでは、感想や質問も
拾いながら書けたらいいな、と思ってます。
よければ普段よりも積極的に感想や
質問、くれると嬉しいです。
異論反論、大歓迎です。
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カセツウ
酒井 秀介